日本のお花畑(2)~兵庫県宍粟市クリンソウの大群落~

好天に恵まれ、正に感動の一日でした。
兵庫県宍粟市千種町(岡山/鳥取の県境)の標高800mの湿原にクリンソウ日本一の
大群落が拡がっています。
群生地全域で15ヘクタール、そこに40万株以上のクリンソウの花が見頃を迎えていま
す。

クリンソウは日本の原産種でサクラソウ科の多年生植物、下段から次々と花が咲き、その姿がお寺の屋根の先端についている九輪に似ているのが名前の由来との事です。

クリンソウは北海道から本州・四国の山間部の湿地に広く分布していますが、これほどの群落が見えるのはこの地だけで、その理由として。
1,当地は古来から砂鉄の大産地で、砂鉄採取後の「真砂土」がクリンソウの生育に最適。
2,当地は湿地で、杉や檜の植林に適せず、適度な日照が効果的に射しこんでいる。
3,近年各地で鹿による食害で貴重な植物に被害が出ていますが、鹿はクリンソウを食べず、逆に周辺の草を食べてくれるとか(除草)。

当地では、古代より砂鉄を利用した「たたら製鉄」が行われており、数々の名刀、他生活用具の原料鉄の産地でした。
また備前の刀匠は、当地の原料鉄を使用しており、名刀「正宗」もクリンソウの郷の当地の砂鉄が有ってこそ誕生したものです。
澄み切った空気の元、クッションのきいた腐葉土の道を、次々と現れるサクラソウの群落の中で最高の森林浴を満喫出来ました。

尚、クリンソウの花言葉は「幸福を重ねる」との事です。

山仲春男

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