有用植物利用法(58)~牡丹(ぼたん)1~

ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木。  

または、ボタン属Paeonia)の総称。

別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「名取草」「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。

以前はキンポウゲ科に分類されていたが、おしべ・花床の形状の違いからクロンキスト体系ではシャクヤクとともにビワモドキ目に編入され、独立のボタン科とされた。APG IIIではユキノシタ目とされる。

 

  • 花言葉は「王者の風格」・・・

    『風格』

    そのゴージャスな花姿から、「風格」という花言葉をもつようになり、原産国の中国では「花神」「花王」という別名で呼ばれることもあります。

    『富貴』

    中国北宋時代の儒学者、周敦頤(しゅうとんい)の「愛蓮説」の「牡丹は花の富貴なるものなり」の一節に由来してつけられました。

    西洋でつけられた花言葉といわれています。芍薬と同じ花言葉で、西洋では芍薬と牡丹は同じボタン属にあたるため、花言葉も同じです。

    これは、植え替えてからしばらくは花を咲かさないが、一度花を咲かせれば毎年美しい姿を見せてくれるボタン属の特徴に由来しています。

  • 「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という美女の形容として使われる言葉がある。ボタンが木(灌木)であるのに対し、他の二つは草(多年草)に分類される。
  • 「獅子に牡丹」「牡丹に唐獅子」は、獅子は「百獣の王」、牡丹は「百花の王」と呼ばれ、よい組み合わせとされる。「男気」の象徴。

原産地は中国西北部。花を観賞するために栽培されている。落葉の低木で、幹は直立して枝分かれする。初夏(5月ごろ)に本年枝の上端に、大型の花を1個つける

元は薬用として利用されていたが、盛唐期以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった。たとえば、『松窓雑録』によれば、玄宗の頃に初めて牡丹が愛でられるようになったものの、当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される。また、隋の煬帝や初唐の則天武后が牡丹を愛でたという故事がある。 清代以降、1929年までは中国の国花であったとされることもあるが、清政府が公的に制定した記録はみられない。1929年、当時の中華民国政府は国花を梅と定めた。中華民国政府が台湾に去った後、公式の国花は定められていなかった。

園芸品種

春牡丹
春牡丹は4 – 5月に開花する一般的な品種。
寒牡丹
春と秋に花をつける二季咲きの変種。通常は、春にできる蕾は摘み取り、秋にできる蕾のみを残し10月下旬から1月に開花させる。

あしかがフラワーパークの冬牡丹(Wikipediaより)

冬牡丹
春牡丹と同じ品種を1 – 2月に開花するよう調整したもの。寒牡丹と混同されることが多いが、これは放置すると春咲きに戻ってしまう。

 

品種改良が盛んに行われ、園芸品種が非常に多い。花色も豊富(原種は紫紅色)で、花形も多彩である。

  • 赤・赤紫・紫・薄紅・黄・白
  • 一重・八重・千重、大輪・中輪

なお、日本の正月に飾られるハボタンはアブラナ科で、葉の形が牡丹の花に似ているが、別種で、放置すればそのうちにアブラナに似た花が咲く。

*薬用

根の樹皮部分は牡丹皮(ぼたんぴ)と称される生薬で、日本薬局方にも収録されている。シャクヤク台に接ぎ木したボタン苗から栽培を始めて、薬用にするときは自根を発生させ、蕾を見たら摘除して育て、根を掘り取るまでに5年以上はかかる。9月下旬から10月上旬ごろに根を掘り取って水洗いし、竹べらなどで皮部を裂いて10 cmほどに切り、天日乾燥して調整される

薬効成分はペオノールで、消炎、解熱、止血・鎮痛、浄血、月経痛、子宮内膜炎などに効用があると言われている。漢方では主に婦人病薬に配剤されていて、大黄牡丹皮湯、六味地黄丸、八味丸、杞菊地黄丸など漢方薬の原料になる。民間療法では、産後の諸病に、根皮1日量6グラムを水600 ccで半量になるまで煎じて、3回に分けて服用する用法が知られている

(参考;Wikipedia より)・・・2へ続く

~ソフィア~

 

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