花と神話~マツ

自分の恋人を松に変身させてしまった女神の話です。
ウラノスとガイアとの娘で、クロノスの妻でありデメーテル、ヘラ、ハデス、ポセイドン、ゼウスの母でもあるレアが羊飼いに恋をしました。しかい相手は自分に心を寄せてはくれなかったのです。その羊飼いには恋人がいたからです。

レアは嫉妬のあまり、自分の恋する男をマツに変え、その恋に終止符を打ちました。しかし、それでも羊飼いのことを忘れることができませんでした。すっかり姿を変えてしまった恋人の木の下で、嘆き悲しみながら日々を送るようになっていたのです。

その姿を見たゼウスは自分も失恋の常習者でしたから、心からレアに同情しました。そこでレアの大事な木がいつまでも変わらないようにと、常緑樹にしてやりました。その木の葉がいつまでも緑であるように、彼女の恋の想い出も変わらないようにとの思いおやりだったのです。

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