今日の散歩道(149)~茶樹

昨日の昼過ぎからの雨が、日を跨いで降り続き、小雨ながら何となく鬱陶しい気分の朝です。

生垣の根元で、ひっそりと茶樹が花をつけていました、天候が悪く薄暗い場所でのガラ携帯撮影なので、ぼやけた写真に成ってしまいました、通常より少し早めの開花ですが、これから年内が花の時期です。

茶樹はサザンカや椿と同じ分類でツバキ科ツバキ属の樹木、日本での栽培品種は「やぶきた」系統が大半を占めています。 804年の最初の遣唐使メンバーの一人だった最澄が、薬用として中国から種子を持ち帰ったと伝わっています。

余談ですが、数年前に京都・高山寺に鳥獣戯画を見物に行った時にその境内に猫の額ほどの面積の茶畑が有り、苔むした石碑に「最澄が持ち帰った茶の種子を植え付けた日本最初の茶園」との案内が有りました。

飲用としてのお茶は1,191年に禅僧の栄西が持ち帰った種が、栽培拡大の契機に成ったと伝わっています。

私の郷里では水田の土手に茶樹を植え付けていました、自家用の茶葉確保と、張り巡らせた茶樹の根はりで土手の崩れを防止する目的もあると聞いた記憶があります。 八十八夜の頃、この茶樹の若芽を摘んで、セイロで蒸して、筵で天日干しをして年間消費分を保存していました。 茶粥や仏様へのお供え用として番茶を使っていましたが、乾燥保存していた茶葉を、鋳物のホウラクという厚手の平鍋で炒って使うのですが、その時に何とも言えない香しい空気が辺り一面に、漂っていたのが子供の頃の記憶に残っています。

 

山仲春男

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