今日の散歩道(183)~ムベ

殆どの人にとって、見た事も食べた事も無い未知の果物だと思います。 私のマンションは1階は庭付き住居になっています、私とは別棟のお宅の庭のネットに、不老長寿伝説があるこの果実が今年も実を付けています。

この果実は、アケビ科ムベ属のツル性植物で、外見がアケビに似ていて常緑を意味する常葉―トキワを入れて、別名トキワアケビと呼ばれ、古代は関東以西の山野の一部に自生していた様ですが、現在は大変珍しい存在となって居ます。

春には白い花を咲かせ、晩秋の頃には鶏卵を一回り大きくした実が、この様な赤紫色に色づきます。

アケビは熟すると皮が割れて可食部が露出してきますが、ムベは割れず、パッションフルーツの様な構造でギッシリと可食部が詰まっていて、味わいは甘く、アケビそっくりで、やや水分が少なめ、ギッシリと黒い種が詰まっています。

ムベという名前の由来ですが、狩りに出た天智天皇が琵琶湖畔(現在の近江八幡市)を、通りがかった時、高齢で子沢山の元気な老夫婦に、長寿の秘策を尋ね、老人が「毎年この時期に実る無病長寿の霊果を口にしている」と答え、天皇がその果実を口にして「むべなるかな→もっともであるなあ」と一言、以降は毎年朝廷に献上するようにと指示、現在も皇室への献上は続いているようで、テレビのローカルニュースで紹介されています。

またムベの幼木は葉っぱは3枚、その後5枚、実が熟す頃には7枚となるので「七五三の縁起木」とも呼ばれています。

今年の近江八幡市では、ふるさと納税の返礼品として、少量ですが、このムベの実を起用したのをローカルニュースで知りました。

山仲春男

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